3月18日。当スペース・コワーキングエリア内にて、スキルや学んだ資格、好きなことを形にして「これから何か始めてみたい!」というママの仲間づくりと初めの一歩を応援する「ママスモールbiz講座」を開催しました。
今回のテーマは情報発信。
SNSをひと昔もふた昔も前の知識と感覚で使っているともったいないよ!という加納さん(=講師)の熱いメッセージを、タイトル『SNSの使い方が石器時代の人へ!』に込めさせていただきました。SNS石器時代を生きている人のお悩みを解決し最新の知識を授けてもらい、平成の現代まで一気にアップグレードしてもらおう(笑)という企画です!
まずは、フリーランスライブカメラマンであり、ヘナを通じたコミュニケーションの場「アンドチャット」を主催する講師の加納亜紀子さん(以下、あきこ先生)の自己紹介からスタート。ご自身の活動を多くの人に知ってもらいたい!とSNSの使い方を日々研究し精力的に発信するとともに、そこで得た集客のノウハウをシェアするワークショップを数多く開催している、元気でパワフルな先生です!
次に参加者みなさんより、自己紹介と、SNSのお悩みポイント、SNSでどんなことをしたいか、よく見ている投稿やページなどについて、それぞれ発表していただきました。
みなさんから寄せられたお悩みや希望をボードに記入し、それらにあきこ先生が答えていく形で進行しました。
SNS石器時代の人のお悩み①⇒リアルな人間関係が気になって投稿できない!
リアルな交友関係(ママ友、ご近所、学校など…)のしがらみに縛られて発信をためらうというのは、“SNS石器時代”の人に特に多い特徴。
「インターネットを介して、リアルではつながれない人とつながれる、共感してくれる人、趣味のあう人をダイレクトに探せる」ことこそがSNSの最大のメリット!と力説するあきこ先生。リアルな人間関係とつながっているプライベートアカウントは置いといて、別に新アカウントを作ってしまう、新しいプラットフォームを使うなど工夫し、リアルなつながりからは得られない新しい世界の広がりを楽しむことこそが大事なんですね。
SNS石器時代の人のお悩み②⇒SNSの機能も種類もたくさんあって分からない!
SNSのプラットフォームはいろいろありますが、どれも、永遠に存在するものなんてありません!新しいサービスがどんどん出てきますし、過去に流行ったけど今はあまり使われていないSNSも複数あります。大事なのは、それぞれの特徴(得意な機能、ユーザーの傾向、アクティブユーザーの数など)を知り、自分の発信したい内容や発信したい相手に合ったプラットフォームを使うこと。また、複数のプラットフォームをうまく組み合わせて、特徴に合わせた発信をすることで、より多くの人へ情報を届けることも効果的です。
また、一つのプラットフォーム(例えばFacebook)をとってみても、使い方にその時々のトレンドがあり(シャンパン自撮りキラキラ投稿はちょっと古い感じ(笑))、サービスを提供する側の「こういう風に使ってほしい」という方針もどんどん変わるので、それに合わせて目まぐるしいほどに、機能が新しく増えたり減ったりします。なので、うまく使いこなしている人や注目を集めている投稿を研究し、「今はこれがトレンドなんだな」「こういう風に使ってほしいという方向性なんだな」など傾向をとらえることで、最新の使いこなしができるようになるそうです!
SNS石器時代の人の悩み③⇒何を投稿したらいいかわからないし、恥ずかしい!
「あなたのすべてがコンテンツ!」というあきこ先生。先生のキャラを見ていると激しくうなづけますが、、でもそれは誰にでもいえること!そのコンテンツをどんな方向からネタにするか、多くの人にとっての価値ある投稿にするか、ということが大事。プライベートな出来事も、見方をかえることで、多くの人に価値ある情報を提供する投稿に仕立てることができるのです。あきこ先生は、お子さんの骨折を報告する投稿の中で、そのとき知った保険の仕組みや申請方法のことなどの情報を発信。たくさんの「いいね」を集めていました。
投稿がだれかに見られるのを必要以上に恐れ恥ずかしがる「自意識過剰さん」もSNS石器時代の人に多い傾向あり!ですが先にレクチャーのあったように、「価値ある投稿」なら恥ずかしさを感じることはないし、毎日情報があふれるほどに流れてくるので、想像する以上に他人の投稿は見ていないもの。むしろ見てもらえる工夫をしないとみられることなく埋もれてしまうのです。だから恥ずかしがることはありません!さらさらと投稿していきましょう。
また、更新しなきゃ!と思ったけど、時間がとれない、やる気が出ない、子供が泣き出した、家事が気になって手につかない・・・というのもよくあること。ネタ集めは日々の生活の中で、というのがあきこ先生のやり方。ネタや文章を思いついたら即、スマホのメモ帳機能に登録。タイトルや文章をためておくと、投稿するときのハードルがぐんと下がり時短にもつながります。これをあきこ先生は「ネタの作りおき」と呼んでいました。なんだかお料理みたいですね!
自分と向き合う時間づくり、できていますか?
ここまで講座がすすんだところで、打合せ段階からあきこ先生が絶対にやりたいと言っていた「自習タイム」を設けました。テーマは「自分がSNSでどんなことを発信したいか考よう」。とくに日々忙しいママ達は、雑音・雑用・雑念からフリーになって自分のことだけを考える時間が本当にない!今回は講座の都合上、わずか10分という短い時間でしたが、自分のことだけを考える時間を意識してつくることの大切さが実感できたと好評でした!
各プラットフォームの使い方のコツ!
〈Facebook〉
個人ページ(=チラシのようなイメージ)と、Facebookページ(=ファンページみたいなイメージ)の2つをうまく使い分けることがコツだそうです!個人ページから広く情報発信し、Facebookページに人を呼び込みファンを増やすイメージですね。Facebookページはアプリがなくてもだれでも見られるページであるということも特徴。
投稿を読んでもらうためのコツ…写真と一緒に投稿する場合は、表示されるのは7行だけ(それ以降は「もっとみる」をクリックしないと表示されない)。その7行で、どれだけ「読んでみたい」と思わせるかがキモ。読んでみたくなる文章、行間を空けて読みやすくするなど。写真がきれいに見えるようにする工夫(切り取り方の調整など)も手間を惜しまずにやることで、ぐんと見てもらえる投稿になりますよ!とのこと。これは、すぐ実践できそうですね。FBは過去の投稿を検索するということが困難なメディアなので、そのことも頭に入れておきましょう。
〈Instagram〉
今や主流な検索エンジンとしての地位を確立。使ったことがない人は、まず自分の興味のあるキーワードで検索することから使い始めてみましょう、とのこと。
Instagramからの情報発信を始めたい人は、まず50コンテンツ(=写真50枚)をアップし、ビジネスプロフィールにしてフォロワーを増やしましょう!とあきこ先生。FBの記事を50アップするのは大変ですが、写真50枚ならできそうですよね。
〈LINE@〉
SNSではありませんが、講座の最後にはLINE@のしくみもレクチャーしていただきました!LINEの魅力はなんといってもアクティブユーザーが多いこと。でも、LINE@のアカウントを自分で使い情報発信するという発想で考えていない人は多いですよね。登録者にダイレクトにメッセージを届けられたり、HPのような機能があったりと、使い勝手が良いので、チャレンジする価値ありますよ!とのことでした。
講座が一通り終わったあとは、あきこ先生と参加者のみなさんでランチタイム♪1階の店舗(デポー)のお弁当を囲んで、わいわいと情報交換しました!
以上、3時間ではとうてい収まらない、てんこ盛りの内容でしたが(ご用意いただいたスライドは80枚を超えていたとか・・!)、各プラットフォームの使いこなしを掘り下げるには全然時間が足りないので、今回はさわりだけの内容となりました。
さらに掘り下げた内容が学びたい!というご要望が多ければ、ぜひ続編を企画したいとおもいます。今回ご都合で参加できなかった方、もっと深く知りたいという方も、そのときにはぜひご参加お待ちしています!